ネットアイドルとは

空前のアイドルブームの中、テレビや雑誌に出てくるアイドルやタレントは一握りの存在です。
しかし世の中には、そういったメディアに露出していなくても、魅力的で才能を持った人がたくさんいます。

インターネットの普及により、ブログやTwitter、Youtubeやニコニコ動画などで、自分のメディアやチャンネルが持てる時代になりました。

そのようなインターネットを中心に活動しているアイドルのことを、「ネットアイドル」といいます。
略して「ネトア」と呼ばれる場合もあります。
ネットアイドルが最初にブームになったのは1990年代後半のことです。

一般的にネットアイドルの主な活動内容としては、自分のホームページやブログ、FacebookやTwitterなどのSNSに、日記やコメント、メッセージ、自身の写真などをアップしたり、Youtubeやニコニコ動画、ツイキャス、SHOWROOMなどの動画サイト、ライブ配信サイトなどに自身の映像などを公開して、自分自身をPRします。

どこからどこまでをネットアイドルと呼ぶか、その定義はあいまいで、自称ネットアイドルのようにファンの存在の有無も特に問われませんし、最初からネットアイドルとしてサイトを開設する場合もあれば、初めは別の目的でサイトを開設したところ人気になり、ネットアイドルになったケースもあります。

また、サイトに写真は載せず、日記などの文面からアイドルのように人気が出たり、実在する人物ではなく、架空の2次元キャラクターを使ったバーチャルネットアイドルという存在のものまであります。

ネット環境と映像や音声を配信する機材があれば、誰でもネットアイドルになることができます。
ただその中で有名になれるのはほんの一部でしょう。
ネットアイドルの多くは芸能事務所に所属していないことがほとんどです。

事務所に所属していなくても、ネットアイドルとしての活動はもちろんできますが、もっと有名になるために自分をどう売り込めばいいか、テレビやライブ出演の交渉はどうすればいいか、知識も後ろ盾もなかったら、上を目指して活動をしていくには難しいこともあります。

芸能事務所に所属している場合は、売り出しの戦略の一つとして、若手のアイドル候補を「ネットアイドル」として活動させるということもあります。

ネットアイドルは、SNSや動画配信サイトなどでファンとのコミュニケーションがとれるのも魅力の一つです。
さらにはファン同士のコミュニティも作りやすい時代になったので、動画や写真、ブログなどをどんどん発信してファンとの交流を深め、コミュニティを作ることが人気にもつながっていくといえるでしょう。